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そっと寄り添う

  • 小規模保育園

こんにちは。 星鈴プティ大久保園です(*’▽’*)

せっかくキレイに紅葉した葉も舞い散り、風も冷たく、本格的な冬がやってきました。今年も残りわずかとなりました。体調管理に努め、手洗い・うがいをしっかりて、元気に年末を迎えましょう。

以前、こんなことがありました。食事の前に行う手指消毒を子ども同士で行ったのです。もちろんお約束は先生がするということ。約束を忘れていた?…もちろん違います。実はAちゃんはその時忙しそうに食事の準備をする先生のことを何度も見ていました。そして、手を洗い、消毒を待つ小さなお友だちの姿も…そして、何度も躊躇した上で消毒をしてあげました。その直後、「消毒は先生がするお約束だよ」…と声をかけた先生にAちゃんは納得がいかず、怒ってしまいました。私は、「Aちゃんはわかってるよね」と声をかけました。…その瞬間、怒るのをやめ話し始めました。Aちゃんは、忙しそうに動き回る先生、待っていた小さなお友だちの気持ちを最大限に尊重していたのでした。Aちゃんは、全力で寄り添っていたのです。この時、「寄り添う」…本当の意味について考えさせられました。私がはじめにしたことは「聞く」ということ。この「聞く」ことなしに「相手の思いに寄り添う」ということは絶対にありえ無いのではないかと、私は思っています。相手が何を思っているかは、他の人には分からないのですから。「聞く」ことなしに寄り添おうとすれば、理由も読み取らず、「これはこうあるべき」という自分の主観、もしくは、「こうして貰ったら嬉しいに違いない」という自分の思いの押し付けになってしまうかもしれません。単に「そっと側で見守る」だけでなく、「こうしてあげたらいい」という押しつけるのでもなく、まず相手の思いを知ろうとする、そのうえでその思いに寄り添おうとする。結果としてのその姿自体は控えめに見えますが、実はとっても「主体的」な行為になるのではないでしょうか。

今週の子どもたちの様子をご覧ください。

明日からも元気に登園してね(*’▽’*)

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連携園【星鈴保育園】

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